うさぎ日記☆目次
前記事の続きです
2021年08月ラビコ6歳
ラビコ最後の奇跡
☆回想
思いもよらなかった別れ方…感謝
ラビコ
☆食欲が落ちる
今思えば、なくなる1か月ほど前から
ラビットフードを口にしなくなったと思います。
酸素室の外へもトイレ以外は出て来なくなったので、
室内へご飯を入れるようにしました。
ただ野菜はちょびちょびと食べ、オヤツは喜んで食べていました。
なので好物の大根葉や人参葉を手に入れるべく、産直へ毎日買い物に出かけました。
そして我が家の食卓が大根人参づくしになり、まぁまぁ根が残り始めた頃…
ラビコの食べる量が激減しました。
その前から量が少しずつ減ってきていたのは知っています、体重も半分以上落ちました。それでも一所懸命食べていたのに…とうとう口にしなくなりました。
ただラビットフードを水でふやかし、潰して口元に持っていくと食べるし、口の中にスポイトを入れると、水を飲みました。
しかし自分から食べる事はなくなりました。
酸素室内では、常に酸素チューブの差し込み口の傍にいて離れません。
なのに、トイレはキチンと昔からのケージへしに行くのですね。まったくもって、頭が下がります。
毎日の食事は、私が口元に持って行く事にしました。
多分3日目?だったと思います。
ラビコ☆
に何があったのか?
朝起きて、いつものようにラビコにオヤツやフードを食べさせて、
私はパートに行きました。
その時見たラビコは酸素室のチューブ差し込み口の前で座っていました。
元気はなかったものの、少し食べて、チューブ差し込み口の前に顔を近づけて休もうとしていました。体はやせ細り、トイレに行くのも大変かもしれない…でも頑張ってケージに行くのだろうな…その時の私はそう思いました。
その日のパートタイムは10時30分から14時まで。
夕食の買い物をすませて、14時30分頃
家に帰宅しました。
で、
玄関の扉を開けるや否や、
次男と三男がかわるがわるにやって来て言うのです。
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母の寝室で物音がしたから、様子を見に行ったら |
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ラビコ![]() ![]() |
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えっ 動くのもやっとのラビコがどうやってベットの上に |
ベットへの道のりは、45センチの柵を超えて、そしてツルツルのフローリングを渡ってこなくてはなりません。
元気な時のラビコは50センチジャンプはお手の物だったとはいえ、この45センチの柵は一度も飛び越えた事はありませんし、ましてやツルツルのフローリングは苦手で歩こうとした事もないのです。
もしや柵に隙間があって脱出したのかと思い、ラビコを酸素室に抱っこで戻した後、子供達が色々と柵をチェックしたけれど、空いている場所はなかったそう。
その話を聞きつつ、私が寝室に戻ったところ、
ラビコは酸素室の酸素チューブの前で、横になっていました。
少しくたびれた雰囲気がしました。
帰宅後のいつもの習慣で、スポイトをラビコの口に持って行くと、水を飲みました。
オヤツもあげました。少し齧りました。着替えた後で、ご飯をあげようと用意をしておりました。
その時…
ラビコ☆
最後の奇跡
ラビコの方から大きな物音がしたので、ビックリして目をやると、
ラビコが柵に跳ね返っている姿が見えました。
何をしているのか分からず、頭が真っ白になった私を尻目に、
ラビコはもう一度助走し、今度は45センチ柵を飛び越え…
その勢いで、私のベット上にやって来たのでした。
今思えば…
最後の挨拶をしに私の元へやって来たのだと思います。
なのに頭がテンパってしまった私は、ラビコを抱っこし、
急いで酸素室に戻しました。
|
ラビコはどうしたんだろうか |
酸素室の前で、心臓バクバクしていた私でしたが、
物音がしたので見ると、
酸素室から出てきたラビコが
私の目の前でバタリと倒れました。
その瞬間、ようやく気付きました。
ああ…私への最後の挨拶が終わったんで
いってしまったんだな…と。
動くのもやっとの状態だったのに…
柵を越えてフローリングを渡って…
…私の事…仲間だと思ってくれてたんだな…と。
その晩☆
子供と…
かたくなったラビコをいつもの毛布くるんで、保冷剤を敷き詰めた段ボール箱にそっと入れました。
その当時夏休み真っ盛りの子供達に、
「どうやってラビコを弔いたいか?」と尋ねると…
|
ペット火葬は嫌だ。土に埋めてお墓を作ってあげたい。 |
と3人ともが言うので、
我が家の庭にお墓を作る事を決意しました。
次記事
「ラビコ☆弔う」に続く。
我が家の
うさぎ豆知識
ラビコは小さな頃から温和で、とても飼い易い子でした。
それでも齧るのが仕事といっても過言ではない兎なんで、気付けばラビコのテリトリー内は様々な物が齧られ、「おいおい、こんなモン齧って体に悪くないかい?!」と冷や汗を流す事は多々ありました(-_-;) 兎はあれこれ齧るから大変…と思う人もいるでしょうが、これは兎の性であって、どうする事も出来ない部分だと思います。ただラビコに関しては4歳を越えたあたりから、落ち着いてきたような気がしました。
今回ラビコとの回想を書くにあたり、最後の最後まで、良き兎だったと今でも実感しております。
ただそれは賢くて忠実なパートナーという訳ではなく、人と自分(兎)の距離感を適度にとりつつ、甘えるところはビシッと甘えて、後はおひとり様自由を満喫するみたいなw
要は私とラビコ、性格が似ているのでしょうね。ちなみに私、兎年ですw
しかし、ご飯の時以外は一匹兎のように振舞っていたラビコが、まさか私に最後の挨拶をしに来てくれるとは想像もつきませんでした。
私帰宅後、ラビコが決死の思いでベットにやって来た時、そのまま傍でずっと撫でてあげれば良かった…鈍い飼い主でごめんなさい。
それが唯一の心残り…。
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